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中等度以上の認知症の治療と介護

軽度・中等度・重度というのは認知症の中核症状である記銘力や見当識の障害でいうことで、徘徊などの行動上の問題であるBPSDの程度で言うことではありません。
中等度というのは簡易な長谷川式などのスケールで大まかにって10点台をイメージしています

このころの治療の目標は施設で介護できる状態にすることです。もちろん家族の方が家で見たいといわれるならそれができるような状態にすることです。

どの程度の介護が必要になるのか、家でできるのかは個別の事情や環境になりますが、治療が必要な問題は、夜間の問題と介護の拒否、興奮だろうと思います。

気持ち良い生活はこの段階でも進行を予防すると考えていますし、介護の方法で変わる部分もありますが、継続的に行うことが必要ですし、環境への配慮と熱意、冷静さが必要でプロでも難しい場合もあります。それに比べて薬による治療は時期により微調整もありますが、ある程度効果は持続的です。

成人に比べてごく少量の精神安定剤で有効です。経験上、効き方は成人の場合とかなり違いますが、先に述べた介護や生活上の工夫とあわせると効果があがりやすいです。

成人の生活習慣病ではありませんが、高血圧の薬を飲んでいるから、タバコも塩分もいくらとっても大丈夫とはいきません。しかし、いろんなことを重ねて行うと効果がある。認知症もこれに似ています。